「たまもの」いまおかしんじ監督

山下監督(ナイスメガネ!!!)

林由美香が主演で、「彗星まち」の今岡監督。こりゃ見るしかない!ってことで行ってきました。本日は運がいいことに、山下敦弘監督(写真)・向井康介氏(山下映画の脚本家)いましろたかし氏(漫画家)と今岡監督、という豪華メンツなトークショーつき。私にだけ豪華なのかと思っていたら、場内立ち見がごっそり出るぐらいの大入りでした。映画の感想はおいといて、ちょちょちょっと!山下監督ナイスメガネ!&ナイスヒゲ!ということで、めっきりファン度があがったのでした。いやあ、最近見た中でもぴかいちのナイスメガネ男っぷりに、恥ずかしくて声かけられなかったぐらいです。うあーもったいないことした!普通に全映画見てるのに!しっかりファンなのに!ま、それはおいといて。
映画は、とても「かなしい」ストーリーだった。偶然の出会い、んで尽くしすぎて愛想つかされて捨てられて、でも戻ってきたりして。ダメ男と、声を出さない女の子のかなしい話。セックスシーンもかなしくて、ちょっと泣きそうになる。シーンの合間あいまがもう悲しくて、こんなに悲しい話もひさしぶりで。でも最後には、すべて吐き出した女の子が「おなかすいたあ」なんてのん気に言ってふわっと終わる。そののほほんとしたシュールさが、今岡さんぽくて、ちょっと笑った。で、悲しいなあと思ってたのがふわっと抜けた。うむ、よい映画でした。ピンク映画だから、と贔屓したり卑下したりを抜きにしてもね。
帰り道、うだうだになっていたダメ男からのメールに、きちんと清算をつけられたのは、たぶんこの映画のお陰です。