「ワラッテイイトモ、」K.K.

キャッチコピーをつけるならば、「青春は、タモリが教えてくれた。」かな。
笑っていいとも!をサンプリングして、再編集した自分探しムービー。会社を脱走して江戸川橋アップリンクギャラリーまでダッシュして見てきた。なんともまあ、青い青い映画であって、めためた手がかかってるのに、仕上がりはSOチープなところがたまりません。ああ、青春って無駄が多い。無駄バンザイ。サンプリングしたタモリ(つーのはつまり、超自我に近い存在と変化を遂げてるわけだ)と対話することによって、自己を見つめなおしていくK.K.氏。チープな映像すぎるからこそ、ぞっとするぐらいリアルな感覚。ぎりぎりのところで、コメディにもなれず。そんな危うさがこれまた青春っぽさを助長して。「ワラッテイイトモ、」の「、」の後には一体どんな言葉がくっつくんだろな、と考えながらとんぼ帰りで社に戻ったわけですが、見て損はないかもな。ドリンク込みで500円とお手ごろ価格も魅力です。