気持ちのいいとある休日。

天気の良い昼下がり、吉祥寺。なんだか吉祥寺には良い思い出しかなくて、大好きな街のひとつ。約束から5分遅れで到着。たいてい私は待ち合わせ時間の5分後に現場に到着するプチ遅刻魔である。まずは、前から行ってみたかったハモニカ横丁ガネーシャhttp://dancing-ganesha.hp.infoseek.co.jp/で遅めのランチ。カレーカレー!カレーの匂いをかぐと条件反射でお腹が空く。というわけで、6人も入ればいっぱいの店内でインドカレーに舌鼓。お腹がいっぱいになったところで、パルコに出向き、期間限定出展中のブラニフショップを物色。ついつい鮮やかなブルーのノートを購入。そして、白山眼鏡とポーカーフェイスでメガネを試着しまくる。連れにも試着させまくる。メガネってステキ。白山眼鏡でなかなかに良いフレームに出会うも、とりあえずは見送り。ああ、新しいメガネほしいほしい。ヴィレッジヴァンガードで、ちくま文庫の『ボルヘスとわたし―自撰短編集―』ホルヘ・ルイス・ボルヘスを買い、駅前の家具屋でおじいちゃん家ぽい何でもない木のゴミ箱を買い、物欲をたっぷり満たす。買い物はいいなあ。で、武蔵野文庫でミルクコーヒーと焼きりんご。ここはカレーも美味しいけれど、焼きりんごも絶品。そして、Floorの下の階にあるこじゃれ雑貨屋Roundaboutを覗いて散策終了。マリメッコのポーチを買おうか買うまいか散々悩んでまた保留に。やっぱりぶらぶらすると物欲に火がつくようで。
夜は、家でオムライスを作り、森伊蔵をえいっと飲んでしまう。あまりに飲みやすいのでぐいぐい飲んでしまう。ひとくち飲んで「こんなもんか」と思ったけれど、いい気持ちでぐいぐい飲めるというのがこいつの実力らしい。侮り難し。さすがプレミアがつくだけある。良い気持ちで酔っ払って、なんだかシリアスな話をする。生きていくってなかなかに困難なのだな、という気持ちになる。話を聞きながら、いつのまにか思いっきり泣いてしまう。話してる方にも伝染して、二人してぽろぽろ泣きながら話をする。涙はあとからあとから流れていって、ぐずぐずティッシュを片手に飲んだ。ぐずぐずぽろぽろと、なかなか収まりがつかなくなって、どうしたもんかと思っているうちに眠ってしまった。起きたら目は腫れていたけれど、気分はすっきりしていた。