中野まつり

気持ちよく晴れていたので、隣町は中野まで出かけて、中野まつりを見てきた。中野まつりは思ったよりも盛況で、黄色い電車を降りたらもう「どんどこどんどこ」と太鼓の音がひびいていた。太鼓の音ってのは、なぜだか聞くとテンションあがるもんですね。遅刻してきたdと合流して、手作り感あふれる屋台をぐるりとめぐり、(ラムネが飲みたかったのに、ついに見つからず。残念)沖縄っぽい衣装で太鼓を打ちならしながら踊るグループを見て、踊りの輪をしばし眺めた。そう、中野まつりの醍醐味は、この踊りの輪だった。というのも、最初は腰の入った踊りを披露するプロっぽいじいちゃんばあちゃんがメインだった輪に、どんどん飛びいりの人々が加わっていく。すんごいノリノリで踊るピンクのシャツのおっちゃんや、黒いサングラスにはだけ気味の着流しの、バーの店長風の人や、もうまったく振りについていけてないけど、とっても楽しそうなおじいちゃんやら。普通の街の踊りとは、ひと味違うな!と思わせる、濃い踊りの輪。まつりにはやっぱり、街くささ、が出るもんだなあ。ここにコスプレの人がいれば、完璧だったのに!とその点だけが心のこり。