ラブホテル考

最寄駅から、私の部屋までの間に、ホテルがある。ホテルといってもシティホテルの類ではなくて、休憩4000円、宿泊6000円とかの、純然たるラブホテルである。これは、一人暮らしの女子的にはあまり歓迎できるものではない。なんせ、親を部屋に案内するときも、ラブホテルの前を通る、という大変気まずい思いをしなくてはいけない。なんせ、付き合っているわけでもないけれど、微妙な間柄の男子を案内するときにも、ラブホテルの前を通る、という大変あわわわわな思いをしなくてはいけない。(そういうところ、私は結構シャイなのである。)


とまあ、それはそれとして。本日、仕事帰りに駅からわが部屋へと歩いている時のこと。私の前には、二人のサラリーマンが歩いていた。見たところ普通のおじさん2人連れ。こんな時間にサラリーマンが歩いているなんて珍しい、と思いつつ後を歩いていると…すいっとホテルの入り口に吸い込まれていくじゃありませんか。あらまあ。


何にも見なかったふりをしつつ、頭の中では、もちろんその後ホテルで繰り広げられたあんなことやこんなことの妄想全開になっちゃったのは、秘密の話である。