会議、神保町ランチ、そして思うこと

今日はクライアントの会議に出席。といっても私は見学係。クライアント側は、コワモテ部長にマーケのすかしたメガネさん(もう、絵に描いたようなマーケの人!でおかしかった)、それに企画から二人。代理店側が、営業三人に部長さん(お飾り)それからマーケ一人。うちの会社からも二人。私以外は全員おっさん。さらに全員スーツ着用。テキトーな格好で行った私は明らかに場違いではあったのだけれど、まあ楽しく人間観察をしていたのでした。今度からクライアントに出向く時はもうちょっとちゃんとした格好で、という教訓も得つつ。上司が私を会議に連れてったのは、たぶん代理店の人間のポジションだとか、うちの会社のかかわり方を見ろってことなんだろと理解。当然、広告展開の方向性もインプットしなきゃいけないけど。一回目の提案だったので、会議自体はさくっと終了。営業のNさんのしゃべり口が森本レオばりにα波出してて癒された…
で、その後は上司の車に乗り込んで、ランチへと。神保町で中華を食し、喫茶。話題は当然のように昨日辞めた同期のことに向かう。私は、同期ちゃんからも理由を一応聞いていて、さらに上司サイドからの言い分も聞いたわけだけど…どう考えてみても、彼女の考え方は甘い。ただ、相互理解が足りなかったな、という気もする。彼女は華のあるタイプの子で、ま、今まで色んな人に可愛がられてきたし、そんな自分に自信もあったんだと思う。そのやり方が仕事となった時に通用しなくて、プライド傷つけられて、もうやめる!向いてない!になってしまった模様。上司も、仕事となると言葉の加減しない人だから、余計にキツかったんでしょう。でも、そこで逃げるのは甘いよな、と思う。仕事なんだから、怒られてナンボだと思うし、怒ってくれるおせっかいな人がいるってのは今貴重なんじゃなかろうか。もったいないなあ、と思う。私は、面接でも「怒られたいんですよ」とかぬけぬけと言ってたぐらいで(今考えると非常にナマイキな言い草だな)、早く自分の考え方をぶちのめしてくれないかなあと恐れながらもどこか期待してる。せっかくクリエイティブ職についてるのに、自分の中で完結してしまうなんて、勿体ないじゃない。ぶちのめされて、のたうって、その次に出てくる言葉が早く見たい。
働き始めて2ヶ月が経とうとしてるわけだけど、この会社、びっくりするぐらい自分向きなんだよなあ。上司とは仲良しだし(たぶん、説教好きで案外おせっかいなトコが似てるんだと思う)、好きにやらせてくれるし、ナマイキ上等!な社風なんだよな。私が今ついてるディレクターさんも、ぽんっと仕事と時間を与えて、あとは自分で考えて、という姿勢。そこでどこまでのコピーが書けるか、試されてもいるわけ。こりゃ燃える。今のところ、それなりの結果を出せてはいる、それに甘んじてもいられない。楽しいよ、これは。それから、会社のポジションもかなり独特。代理店の人間にダメ出ししまくりな制作会社って、かなり珍しいでしょ。制作費も高いし。それでも仕事が来るってことは…すとんと決まった会社ではあったけれど、正解だったと思う。給料の安さを除いてはね。