気まぐれ散歩

会社をさっさと出た後で、会う約束してた友達から「ごめん!仕事入った!」との連絡。ちょっとが遅かった…ごはん食べて会社戻るのもなんだかなあだったので、そのままお散歩することに。六本木を出発して、乃木坂、青山一丁目、外苑前を通って神宮球場千駄ヶ谷から代々木まで。気づいたら一時間半ぐらいふらふら歩いてた。春の夜というのは、なんだか気配が濃くて歩いてても楽しい。これから梅雨にむかってどんどん空気の密度があがっていく、その予感がするようなどこか重い空気の中をずんずん歩く。夜だから大通りを歩いたけど、それでも神宮球場から千駄ヶ谷にかけてなんかは誰も歩いていなくて、車だけがすーっと流れていって、ヘッドフォンから流れるキセルの音とあいまって、全然知らない場所に来てしまったかのようだった。谷川俊太郎言語化した宇宙人感にも近い気持ち。東京のこういう面ってのも、すごく好きだ。外苑前ではアド気球がビルの上を夜なのにゆるゆる飛んでたのも嘘っぽかったし、神宮球場から聞こえてくる阪神ファン六甲おろしも現実感がなかった。確かに地面をけって歩いているのに、ふわっと宙にういているかのような気持ちがした。夜散歩はこうでなくちゃ。
今日、念願のニュー名刺ができあがった。肩書きは、コピーライター!社長からもはっぱかけられたし、これから忙しくなるのかな。どうなのかな。