「くりいむレモン」山下敦弘監督

ときめいた、というか萌えた。いいなあ、お兄ちゃん!これは、男は妹に萌え、女はお兄ちゃんに萌えられるという二重構造をもった、珠玉の萌えドラマと言っていいのではないだろうか。
山下監督らしい、なんともいえない青い演出やら、オモシロシーンもちりばめられていて、これまで以上に「売れそう」な映画になってる。特に伊豆の秘宝館(アナーキーの一昨年の合宿で候補地だったね、そういえば)のシーンは笑えた。秘宝館って何であんなに物悲しくておかしいかなあ。神秘珍珍ニコニコ園に園長さんがいる間に詣でられてよかったと改めて思った。たぶん、あのローテクさがいいんだろうな。山下監督も非常にローテクだけれど、目線の丁寧さで人の隙をつくようなトコがある。いやあ、いい映画でした。いかにも!なヲタ風な人よりも、場内にはオサレ女子が多かったのがちょっと残念ではあったけれど。みんな、萌えていこうぜ!