「天使のはらわた 赤い教室」曽根中生監督

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ラピュタ阿佐ヶ谷に久しぶりにロマンポルノを見に行く。日曜の夜に、ロマンポルノをわざわざ見に来る人っていったい何なんだろう、と自分を棚にあげてまわりを観察してみたらば、おじさん6割、映画撮ってそうな若者2割、カップル1組、ひとり女性客1割ってとこ。全員で10人強という少人数で、ラピュタの客席に対してちょっと大きすぎるんじゃないのこれ、といつも思う大きなスクリーンに向かう。
エロ編集者が、エロ映画の中に出てくる女性に一目ぼれし、彼女を一心に追い続ける、というのが大まかなストーリー。割ときちんとしたロマンポルノで、からみシーン多め。結構エロい。笑えるシーンは少なめ。結構シリアス。というわけで、へんてこロマンポルノ好きな私からすればちょっと残念だったけれど、モノローグのロマンポルノinロマンポルノなエロ映画のシーンは全体に青く色彩をふった、荒い映像で作っていて、ゆるーい電子音がそこにかぶさっていてちょっとかっこよかった。あのテンションで全編作られてたらトリハダものだったのになあ。