江戸東京たてもの園

GWらしく、どこかへ出かけようと思って、Dと共に前々から気になっていた江戸東京たてもの園へ。バスに乗って行くつもりが運転手が「渋滞してるので、たてもの園へは歩いて行った方が早いと思います」なんてアナウンスをするのでついつい歩くことに。テキトーな地図しかなかったので、むちゃくちゃ大回りをして、着いたのは1時間後!お互いちょっとご機嫌ななめになりつつも、私は建築萌え〜なのですぐ機嫌回復。たてもの園にはだいたい10の建築物が移築されていて、目当てはもちろん前川國男邸!ル・コルビュジエの弟子として有名な建築家。一見して不思議なたたずまいなのだけれど、内部空間の気持ちよさったらない。ぽーんと二階吹き抜けのリビングは、ずーっと座っていたくなる心地よさ。空間の容積が大きい、というだけでない居心地の良さは、すみずみまで気を使った仕立てだとか、家具の配置とか、大きさとか、全部が計算されてるからなんだろう。ホントに良い家ってこういうもんか!としばしぽかんとしてしまう。天才だなあ、前川さん。建築に格別興味もないDもへーへーと何やら感動していた模様。こういうステキ建築を見ると、建築家になりたくなるね、と中学生のようなことを言いながら、くたくたになって帰ってきたのでした。他にも昭和初期の商店建築もなかなかにおもしろかったし、高橋是清邸だの三井邸だの豪邸系もあるしで飽きないトコロだった。マイナーどころなのでそこまで混んでもなかったし、GWのお出かけには穴場かもしれませんぜ。