うなぎ

うなぎって、不思議な食べ物であるなあ、と思う。夏にあんなにこってりしたものを食べることもなかろう、とも思うのだけれど、不思議と美味しく感じるのも不思議。さらに、あんなにグロテスクな形状をしてぬるぬる泳いでいるものを、さも有難いものであるように、お重の中に盛り付けて、少しかしこまって食べてしまうのも、不思議。
でも、老舗のうなぎ屋さんで食べるうなぎはやっぱり美味しくて、徹夜あけの頭にがつんときいたのでした。ようし、やったるで、と思って社に戻ったころには、すっかり眠気が襲ってきてデスクで眠りこけてしまったのは、また別の話。