あんまりサボりすぎたので。
まとめて、先週・今週見たもの、読んだもの、聞いたもの。
- 「運命じゃない人」内田けんじ監督
脚本の妙。間の妙。山下敦弘監督に続くうふふ系と名づけよう。「さよならCOLOR」がいっぱいだったので急遽見たけれど、とてもよかった。
あー高円寺っていいな。青春っていいな。と普通に思う。麻生久美子がいい彼女すぎてちょっとイラっとする。私はいい彼女ではないからか。
- 「コーラス」クリストフ・バラティエ監督
泣ける映画かしら、と思ってたけれど、案外泣けなかった。ウィーン少年合唱団を高校生の頃見に行って萌えたのを思い出した。
- 「大統領の理髪師」イム・チャンサン監督
ソン・ガンホの演技目当て。見終わってもソンガンホの演技しか思い出せない。むーん。
- 「真夜中の野次さん喜多さん」しりあがり寿
すごいよすごいよ、と同僚にすすめられて読んだ。こっちはまだ正気を保って読める。
- 「野次喜多 in Deep」しりあがり寿
こっちになるともうスゴイことなってます。何だこりゃ。手塚治虫もびっくりのスケールのでかさ。すげえ。シュールで哲学的で、どこまでも深読みできそうだし、何にも考えなくてもおもしろいし。ふはーん。とひとりマンキツでうなる。ふはーん。
- 「監督不行届」安野モヨコ
庵野監督がかわいらしいオタクだ、とよくわかった一冊。やっぱりオタクっていいもんだ。最近オタク度が足りてないな、と真摯に反省。
- 「東京小説」野坂昭如
東京自体を描くことよりも、そこで生きる人たちをクローズアップした短編集。泣けたりぞっとしたり、東京ってとても人間くさい。
- 「居候匆々」内田百輭
百輭先生は確かに漱石の門下生だったのだなあ、と強く思った一作。気難しい幻想は影をひそめて、やんちゃないたずらに満ちた百輭世界。最初の但し書きが秀逸。こんなん百輭先生にしかかけません!と感服。
- 「朝の光/渚のシンデレラ」□□□(クチロロ)
19曲入りのシングル!という何とも太っ腹というかオバカというかなCD。おばかさも含めて好きだ。明日、新宿タワレコでインストアライブやるらしいので、行ってこようと思う。