久しぶりに図書館に行った。

ミステリアスセッティング

ミステリアスセッティング

ケータイで一回目だけ読んで挫折してたのを、まとめて。阿部さんが渋谷でない東京を書いてる!というのは、なんだか不思議な感じ。三軒茶屋、東京タワー、お台場。なんだかリアルさが足りない…と思ってしまうのは、阿部さんが東京があんまり好きじゃないからなのかもしれない。あえて薄っぺらく書いているような気すらしてしまう。本当のところ、阿部さんが東京を好きか嫌いかは知らないけれど。
プラスティック・ソウル

プラスティック・ソウル

書かれた時代というのは、小説に大きく影響を与えるのだなあ。懐かしい90年代のドラッグと幻覚と暴力とセックスの話。
対岸の彼女

対岸の彼女

中学から高校にかけて。どうして人間関係はあんなにぐしゃぐしゃしてたんだろう、と思わずいやな思い出が匂いたってきそうな。
ルート350

ルート350

短編集。手ざわりはあるけれど、もっと長くシーンを重ねないとあのドライブ感は生まれないのだなあ。なんか物足りない。
灰色のダイエットコカコーラ

灰色のダイエットコカコーラ

田舎は人を飼い殺す。ほんとうに、本当に田舎を脱出したくて、そのことしか考えてなかった高校生の頃を思い出す。私は飼い殺されるような人間ではない!と盲目的に信じていた頃に。なんだったんだろう、あの熱は。
しかし、週末に読んだ本が全部暴力やら妬みやら悲観やらに満ちみちていて、悲観論者になってしまいそうです。今は、最高に幸せ!イエー!みたいな本が読みたい。