「天然コケッコー」山下敦弘監督

ああ!あまずっぱい!
こうね、胸がきゅーん!とする感覚。しばらくぶりに思い出した。手がふれただけで、目があっただけで、そわそわきゅんきゅんしちゃう感じ。ああ、いいなあ。純粋で、まっすぐなあの頃の気持ち。


大好きな山下監督の新作は、三井のリハウスガール夏帆ちゃんが主役の田舎的青春映画。夏帆ちゃんが食べちゃいたいぐらいかわいくて、びっくりした。方言もやたらにかわいい。転校生の男の子を見た瞬間の「おお、イケメンさんじゃあ」というセリフが、可笑しいんだけど、やたらに真剣に聞こえるまなざしのまっすぐさとか、制服の下にまっすぐに伸びた足とか、みつあみとか、もう全部がかわいい。そりゃほれるよな、こんなすてきな女の子!私も生まれ変わったら男の子になって、夏帆ちゃんみたいな女の子にきゅんきゅんしたい!と半ば本気で思ったぐらい、かわいい。


東京に焦がれる若者/拒否反応を起こす若者の差異とか、どろっとした田舎の人間関係とか、いろいろ考えたことはあるんだけど、なにせ夏帆ちゃんがかわいかったので、まあいいや。