横須賀美術館へのプチ旅行

やっとこ夏休みとれたー!ということで、最近話題の山本理顕さん設計の横須賀美術館へ行ってきました。赤い電車京急線は早い!椅子がふかふかしてる!浦賀の駅で降りたら、そこからバスで10分ほど。観音崎公園という、海辺の公園に行き着きました。灯台があるとの情報を入手していたので、早速灯台へ。海沿いの散策路を歩いて、すんごい坂を上ったらそこは灯台でした。


うみ!ふね!そら!(曇ってたけど)


そして、本日メインの横須賀美術館へ。後ろに山、目の前に海!のナイスロケーションに、どうしちゃったのってぐらいモダンでお上品な建物。でも、スケールアウトしてなくて、ちょうどいい大きさ。


すべりこみでランチを食べて、ゆっくり見てまわる。やっていたのは、「アルフレッド・ウォリス展」。これが、すっごくよかった。イギリスの漁師だったおっちゃんが、何を思ったのか70になってから突如描き始めた絵。周囲の人は、じいさん一体どうしちゃったんだ、とつっこみまくったことだろう。でも、ウォリスおじいちゃんは全然気にしない。とにかく船の絵を描きまくる。船が大好きで、海が大好きなちいさな男の子みたいに。家にあったもので、あいつの絵が描かれていないものはありませんでしたよ。みたいな談話が紹介されていたけど、なんてかっこいいんだろう。そんな風に、夢中で描かれた絵は、ぜんぜん上手ではないのだけれど、たまらなく愛しい。これ、ミナペルホネンの新作の柄だよ、って言われたらちょっと信じちゃいそうなタッチ、といえば伝わるかしら。あーいいもの見た!というほかほかした気持ちになる展覧会でした。
ちなみに、次回展示は「澁澤龍彦 幻想美術館展」!これまた見に行きたい!