「人のセックスを笑うな」井口奈己監督

生々しい、と思わず赤面してしまう。AVのセックスシーンでは、興奮はしても赤面はしない。でも、セックスシーンなんて一切なし、のこの映画では、思わず赤くなってしまった。初めて好きな人に触れる時のぞわっとした感じとか、さぐり合う感じとか、上手く出すぎてしまって困る。反応に困る。どこかで読んだインタビューで、松山ケンイチが「まだ永作さんに会うとどきどきします」って話していたけれど、そりゃあそうだろう。だってあんなに生々しくキスしてたもん。
個人的に一番好きなシーンは、猪熊さんが信玄もちの食べ方を丁寧にレクチャーしているところ。ものすごく信玄もちが食べたくなって映画館を出たら、売店で売ってて笑ってしまった。商魂たくましすぎ。