読むよむ

年明けからずーっとばたばたしていて、落ち着いて本も読まずにDSの「数陣タイセン」やら「もじぴったん」やったり、ジョジョを読んだり(今5部の途中まできた!)するぐらいであわあわした気分をごまかしてきた。のだけれど、やっと今週は平穏さが戻ってきた感じで、本をばかすか読んでいて気持ちいい。あー本ってすごいなあ。新しい言葉を前にすると、ぴちぴちする。気持ちが。私は1冊1時間ちょっと(=通勤時間)で読み切るのだけれど、これくらいのざあっとしたペースで読むのが一番気持ちいい。言葉がシャワーのように降り注ぐペース。ただ、新書だと帰り道の新宿ぐらいで読み終わってしまってちょっとさみしい。

「狂い」の構造 (扶桑社新書)

「狂い」の構造 (扶桑社新書)

本当は不気味で怖ろしい自分探し

本当は不気味で怖ろしい自分探し

読んでいて、私もいつ足を踏み外してしまうかわかったもんじゃないな、という気がする。へたなホラーよりもずっとこわい。
恋愛の解体と北区の滅亡

恋愛の解体と北区の滅亡

グレート生活アドベンチャー

グレート生活アドベンチャー

前田さんの本は初めて読むけれど、へんにリアルで可笑しい。北区を宇宙人が攻撃してくるというコントみたいな設定なのに、あーまあ、あのへんならあり得るかもね、という気がしてくる。東京の街の手触りにすごく敏感な感じ。前田さんの劇団は「五反田団」という名前で、これまたすごくぐっとくる名前だと思う。だって五反田だもの。昔、バイト先で一緒だったミヨちゃん(女子大に通う女の子で、いつもヒールのミュールを履いていて、スニーカーを履くと歩きにくくてしょうがないという話に私は愕然とした)が五反田に住んでいて「うちに帰るまでにピンク街を通らなくちゃいけなくて、困るんだよね」ってモスバーガーでシェイクとか飲みながら話していて「そっかー」とか適当に相づちを打ってたのをすごく唐突に思い出した。
世界の終わりの終わり

世界の終わりの終わり

平成男子図鑑 (NB online books)

平成男子図鑑 (NB online books)

私のまわりには草食系男子が多いなー。むしゃむしゃ。でもリスペクト男子はほとんど見ない。東京だからだろうか?
新・都市論TOKYO (集英社新書 426B)

新・都市論TOKYO (集英社新書 426B)