読書メモ

『乳と卵』川上未映子

乳と卵

乳と卵

「三ノ輪の商店街なめんなよ」みたいなセリフが出てくるのだけれど、三ノ輪のあたりのぼんやりとさみしくて投げやりな感じと、物語がよく合っていていい。久しぶりに都電荒川線に乗りたくなる。


ホテル・ニューハンプシャージョン・アーヴィング

ホテル・ニューハンプシャー〈上〉 (新潮文庫)

ホテル・ニューハンプシャー〈上〉 (新潮文庫)

ボンからのおすすめ本。アーヴィングの本はめまぐるしく物語が動いて楽しい。遊園地みたい。熊を見たくなった。


博報堂スタイル』高橋宣行
『真クリエイティブスタイル』高橋宣行

博報堂スタイル

博報堂スタイル

真クリエイティブ体質

真クリエイティブ体質

お仕事用に。あんまり「広告人とは〜」みたいな本は好きではないのだけれど、わかりやすくて、後輩に読んでもらうにはよさそう。


『13日間で「名文」を書けるようになる方法』高橋源一郎

13日間で「名文」を書けるようになる方法

13日間で「名文」を書けるようになる方法

高橋源一郎の大学での講義をまとめた一冊。ものを書くときの視点の取り方とか、発想の仕方とか、一緒に学生たちと考えながらすすんでいく。添削をしない文章講座って、いいなー受けてみたかったなー。後輩コピーライターの添削をせざるを得ないのだけれど、うわべだけ書き変えても、変わんないんだよな。どう教えていくのか、ちょっと考えてみないとなー、とか思う。


『ビッチマグネット』舞城王太郎

ビッチマグネット

ビッチマグネット

芥川賞を取り損ねた『ビッチマグネット』は、家族のお話だった。福井弁が出てこない舞城って、やっぱりどこか物足りない…


『眼と太陽』磯崎憲一郎

眼と太陽

眼と太陽

なんでこんなに不穏な感じがするのだろう。磯崎さんの書くものは。何気ない生活の中に、ぱっと差し込まれる一瞬の不穏なイメージが、なんともいえず、こわい。わっと通り魔にあったような感じ。最初に一行から、なんか不穏だ。


日本に帰るまえに、どうにかしてアメリカの女と寝ておかなければならない。


ごつごつっとした扱いにくい文章とか、透き通ったような風景の描きかたとか、それが全部あいまってどこか神々しいのが不思議。


臨死!!江古田ちゃん1・2』瀧波ユカリ

臨死!! 江古田ちゃん(1) (アフタヌーンKC)

臨死!! 江古田ちゃん(1) (アフタヌーンKC)

江古田ちゃんと飲みたい!ぎゃーぎゃー言いたい!