「狂走情死考」若松孝二

銀座シネパトスにて上映中の特集上映「完全なる若松孝二」、行ってきました。昨日は「狂走情死考」。これは曽我部恵一若松孝二にリスペクト!ということで「青春狂走曲」のタイトルをつけたというのは、誰かから聞いた話。そいや、ずっと昔のクイックジャパンに載ってた曽我部氏と若松監督の対談はよかった。曽我部が本当に若松映画好きなんだなーというのがひしひしと伝わってきて。私も若松好きなもので、自己同一化してががっと読んだ記憶がある。ちょっとまた読み返したくなった。
で、映画は…もう、言うことないです。見るしかない。本当に格好良い。エロと思想の絶妙なミックスにくらり。姉さんの着物姿にもくらり。久しぶりに着物が着たくなってしまった。たぶん、やってみたかっただけなんだろうなあ、と思われる湖畔全裸ダッシュのシーンだとか、わら小屋セックスとか、そこかしこ笑えるようで、どこか危うい緊張感が漂ってる。バランスがいいんだよなあ。うーん。
まだまだ続く「完全なる若松孝二」特集、みんな行った方がいいよ。「ゆけゆけ二度目の処女」は見逃すな!