「最終兵器彼女」高橋しん

長年泣けると聞いてきたコミックス。こっちもずるい。ずるすぎる。泣かせすぎ。
かわいくおっちょこちょいなヒロインと、クールだけど彼女にはやさしいヒーロー。平凡な高校生カップルだったはずの2人に訪れるのは、ヒロインが「最終兵器」になってしまう、という悲しい運命…やるせなく切ない愛の物語!
って、何かざっくり説明すると似てますね。あれですね、物語の骨格ってそういうもんですよね。
こちらは、甘酸っぱい青春ラブストーリーだったはずなのに、途中からは地球の運命自体を背負ってしまったヒロインというでっかい枠組みの中で、平凡な高校生が悩むさまがリアル。ぜんぜんリアルな設定じゃないのに、気持ちはとてもリアル。だから、とても強く悲しかったり切なかったりする。後半巻は泣き所ばっかりで、うえうえ言いながら読む。ティッシュ必携。
ちなみに、来年実写版が映画化される模様。ちせは前田亜季シュウジ窪塚俊介だそうで。シュウジはマンガではメガネキャラなのに、実写ではメガネなしか…!(抗議)
http://www.saikano-movie.com/