五反田団「新年工場見学会2010」@アトリエヘリコプター

お正月前後は実家に帰って、あまりにやることがなくて寝てばかりいたら足がめちゃくちゃに痛くなって、寝ても起きても座っても痛くて今度は寝ることもできずにごろごろとばかりしていた。一緒に寝まくっていた妹も同じく足が痛い痛いと言っていた。東京に戻ってきたらさっぱりと痛くなくなったけれども、一体なんの呪いなのか。そんな感じで、あまりに何もしなかった正月休みに焦りを感じて、五反田団の新春公演に出かけることにした。


去年見た演劇の中でも、かなり好みだった五反田団(「生きてるものか」、歌人枡野浩一さんが怖かわいくてよかった)とハイバイ(「て」と「リサイクルショップKOBITO」を見たけれど、どちらもテンションが高くておばかでほろりとした)の二つの劇団に加えて、以前マトリョミンを教えてもらった佐藤沙恵さんの電子音楽とええ声のロシア風味ボッサユニット(てきとうにまとめた)ザ・プーチンズなど、私的にとても豪華な顔ぶれ。


いやーおもしろかった…!


特に、ザ・プーチンズがすごいよかった。思わずCD買ってしまった。ボサノヴァっぽいアコギサウンドテルミンがからんで、無駄にええ声の男性ボーカルがのっかる不条理な歌の演奏を、小芝居の間に挟んでくる感じ。こんなライブ見たことないよー。そして楽曲がヘンでかわいくてツボ。頭の中をループしてます。めったにライブをやってないみたいだけど、また見たいなーおもしろかった。


途中休憩をはさんで3時間20分ほどの長丁場だったのだけれど、何かこうゆるーいテンションで、やってる役者もちょっと吹き出しちゃったりして、肩の力抜けまくりだったので、あんまり疲れる感じもなく。ほんとはコタツに入ってみかん食べながらみたいなーと思うような感じ。途中休憩にはホットワインが配られるというあったかい感じ。でも、演劇界ネタが多くてわかんない人にはおもしろくないんだろうなーという内輪ネタな感じもあって。たぶんここに来てる人の8割ぐらいが演劇やってる人なんだろうなーと思いつつ見る。五反田団もハイバイも、役者の話だったからしょうがないか。でも、おもしろ要素満載でたっぷり楽しめました。これで2000円は安かったなーほくほく。